年越し準備とおせち料理の願い事
いよいよ2014年も終わりですね!
大掃除に買い出しにと大忙しかもしれませんが、おせち料理の準備はもう整いました?
食べるのはお正月ですが、おせち料理はだいたい年末の29日あたりから31日にかけて準備する方が多いそうです。
家で全部手作りする!という方は少ないかもしれませんが、やっぱりお正月になると食べたくなったりするものですよね。これがテーブルの上にあるだけでお正月感がすごい!
おせち料理の起源は実はとても古くて、なんと弥生時代まで遡るらしいんです。
弥生時代ということは、つまり2,000年前!それだけ大昔から節句のお祝いはあったそうです。
一般に伝わったのは江戸時代らしいですが、長い長い時代の中でこれだけ続いてきたというのは、やっぱりそれだけたくさんの思いが込められているということですよね。
おせち料理には、ひとつひとつちゃんとした意味があって、それがなかなかおもしろいものばかりなんです。
というわけで、代表的なものを少しだけ紹介してみます!
出典/kibun
黒豆 元気に働けますように
「まめに働く」などの語呂合わせや、日に焼けて真っ黒にまるまでまめ(勤勉)に過ごせますのようにという願い。
出典/kibun
数の子 家族みんなが元気に過ごせますように
数の子はニシンの卵。二親(にしん)から両親共に健在であれという願い。粒も多いことで子孫繁栄の願いの縁起物。
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田作り 豊作でありますように
昔は乾燥させたいわしが田んぼの肥料に使われていたことから、豊作祈願という願いが込められています。
出典/kibun
紅白かまぼこ 新しい日が昇ってくることのお祝い
かまぼこは「日の出」を象徴するものとして元旦にはなくてはならないもの。
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栗きんとん お金がたくさん貯まりますように
黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな一年を願う料理。色もそれを連想させる綺麗な黄色につくられています。
出典/kibun
昆布 楽しいことがたくさんありますように
「喜ぶ」の言葉にかけて、昆布は幸せなことへの縁起もの。お正月の鏡飾りにも用いられているお正月の必需品。
うーん。こう見てみると、ほとんどが語呂合わせですね。
無理矢理だな……と思うものもいっぱいあるんですが、無理矢理で語呂合わせしてもたくさん願いを込めたかったということですよね。
しかも、おせちというのは全て日持ちするようになっています。
三日くらい平気で食べられるものばかり。それも実は、正月くらいは主婦の方々も料理の準備で奔走しないよう考えられているというんだから、なかなか昔の人は頭が良いですよね。
簡単に作れるレシピも今はかなりたくさんあって、今からでも遅くありません!
ほとんど買ってくるのだとしても、一品くらいは自分で作って、来年の豊富を料理の中に込めてみるのも悪くないと思います。
というわけで、年末は何の予定もないという人は、ぜひ一品くらいおせちを作って、お正月の準備をしてみるのはどうでしょう?