2月の栃木県は「正しい猫の飼い方 推進月間」です!
2月。
立春をすぎて、暦の上では春になってしまいましたね。
2月といえば栃木県は「正しい猫の飼い方 推進月間」です! 他の県のことはよく知りませんが、とにかく栃木県では2月は猫の飼い方を見直してみようという月なんですよね!
というわけで今回は、栃木県が推進している「正しい猫の飼い方」についてまとめてみたいと思います!
まずは基本の4Sから!
S1 飼養頭数のコントロール(不妊・去勢)
猫は繁殖力が良いので、一年間で20頭以上増えることがあります。増えた増えたでめちゃくちゃかわいいですが、その分、不幸になってしまう確率がかなり高いです。それはつらい。そのため、必ず不妊去勢手術を適切に行いましょう!
不妊去勢手術なんてかわいそう……と思う方がいるかもしれませんが、不妊去勢によって病気の予防、ストレスの軽減、マーキング行為の減少につながるので、猫ちゃんも飼い主もハッピーになります。
S2 終生飼養
命を預かる者として、猫の生態を勉強して健康と安全に気を配るのは義務です! 最期まで絶対にそばにいるように。それができない人は猫を飼う資格はありません。
S3 所有者明示
大きな音(雷や花火など)に驚いたり、災害の時などにパニックになって飛び出してしまい、そのまま行方不明になってしまうケースがあります。愛猫が迷子になって行方知らずになったらと思うと、それだけで体調を崩してしまいますよね……。万が一の時に備えて、首輪には迷子札(飼い主の名前、住所、電場番号)をつけておくこと。
小さな迷子札にはそんなにたくさんの情報を書けないと言う時は、飼い主の名前と電話番号だけでも記載しておきたいですね。そのほかにマイクロチップを装着すると効果的です。
S4 室内飼養
猫を室内だけで飼うなんてかわいそう、という方もいますが、そんなことはありません。猫は十分な食べ物と飼い主からの愛情があれば、必ずしも広い空間を必要とする動物ではありません。(外に出たとしても、一匹の縄張りはとても小さなものだからです)
そのため室内のみで飼育するのが一番。外に出ることで事故にあったり、感染症にかかったり、近所とのトラブルになります。猫ちゃんは室内で過ごしてもらいましょう。
上の4つは、栃木県の動物愛護支援センターで出されている、飼育方法の大切な4つのSです! 猫は「4S」を守って飼育しましょう、というやつです。めちゃくちゃかわいい猫であっても、ご近所の人が猫嫌いかもしれませんし、世の中には猫を目の敵にしているような人間がいるのも本当です。
まとめられたポスターもあるので、(こちら)から確認してみてくださいね!
その他にも、気をつけたいのは「野良猫への餌やり」です。
かわいそうだからと言って餌をあげたい気持ちはわかりますが、それで余計にかわいそうな猫を増やすことになるかもしれません。
かわいそうだと思ったのなら、野良猫ちゃんの飼い主になってお家の中で一緒に大事に暮らしましょう!
※ちなみにこちら、地域猫ちゃんとはまた別の猫になります。
地域猫というのは、地元の住人の認知と合意のもとに「共同管理」という形で猫を見守っています。目印として不妊・去勢手術をしたことがわかるように、耳の先がちょこんとカットされています。
その他、栃木県では年間6000匹の猫が亡くなっています。
栃木県では2000年には3000匹以上殺処分されていましたが、現在では殺処分は200匹ほど。(それでも200匹の猫ちゃんが年間に殺処分されています……)
そして交通事故で亡くなっている猫ちゃんは、年間で6000匹です。
やっぱりどう考えても猫ちゃんは外に出すべきではないですよね!!
大事に大事におうちの中でゴロゴロしてもらいましょうね。約束してください。猫は小さなお地蔵さんですよ。(これはインドの格言です)