お祭りは戦いだ(宮祭りにて)

夏といえばお祭りですね!

 

というわけで、私もお祭りに行ってきました! 栃木のお祭りといえば宮祭りです!

 

お祭り

暑いし、人ごみだし、さて何を着ていこうか? 女子として、まず最初にそれを悩みますよね。去年の夏のことではありますが、お祭り会場にやってきた10~30代の男性を中心に「女性にお祭りで何を着てもらいたいか」というアンケートを実施したという話がありました。結果は64%が「浴衣」。ぶっちぎりの人気です。その話を聞いてしまえば、じゃあ浴衣でいこう!と安直に考えてしまいますよね。

 

でも、ちょっと待ってください。

 

「ワンピース」や「ショートパンツ」と答えた男性に対して「なぜ浴衣ではないのか?」と更に聞いてみたところ、「浴衣」以外を答えた男性のほぼ半数が「着慣れない服で来られると面倒」と答えたそうです。

 

な、なるほど……、と答えが身に染みます。

 

浴衣を着たことがある女子なら誰しも思い当たることが必ずあるはず。着崩れしやすく、歩きづらい。下駄で足の指が切れてしまって痛くて歩けない……、なんてこと、今まで一度もなかったと胸を張れる女子はいるんでしょうか?もちろん私も履き慣れない下駄で痛くて歩けず、お祭り会場で元気を無くした経験を持つ女子の一人です。

 

歩けない、と落ち込む女子に対して、大丈夫?とあれこれ本気で心配して世話を焼いてくれる男性は稀です。そんな彼氏をお持ちの方は、彼を逃がさないよう最善を尽くすべきだとここで助言しておきます。普通の男性は、最初に顔を合わせた時「浴衣だ!」と喜んだこともすっかり忘れ、最初からたくさん歩くことが分かっていたのにも関わらず、何故そんな格好で来たんだ?と不満に思うことでしょう。そんな時、彼氏が優しくしてくれなかったとがっかりするのはお門違いです。

 

女子の皆さん、お祭りは戦いです。

 

人ごみとの戦い。化粧くずれとの戦い。更には体力と忍耐力も試されてくるのです。それを肝に命じておきましょう。

 

お祭りとはそもそも「祀り(まつり)」からきている言葉です。楽しんで参加するだけで、神様をお祀りすることが出来るイベントということ。お祭り会場全体が大きなパワースポットになるというわけです。

 

もちろんかわいい浴衣で行くのが一番だと私も思います。しかし、楽しいね!とにこにこ笑っていれば、例えジーンズで参戦して好感度がゼロからのスタートだったとしても、そこからの巻き返しは充分期待できます。

 

第一の前提として、おもいっきり楽しむこと。それが出来れば、この戦い、勝ったも同然です。

 

ちなみに宮祭りの本拠地は二荒山神社。ここは「男性をより男性らしく。女性をより女性らしく」という力を持つ神様のいる場所です。こんな親切な神様、なかなかいません。

 

たまには神様に背中を押してもらうのもいいかもしれない。そう思いながら、私は毎年お祭りに行くのです。