はじめて乗馬を体験してきたはなし
先日、乗馬体験とやらに出かけてきました。
ある日突然、そうだ!乗馬をしよう!と天啓のように閃いたからです。
調べてみたところ、だいたいのスクールが2000円前後で体験できるみたいです。それくらいで体験できるのなら……!と意気込んで、さっそく予約をとって出かけてみました。
乗馬といえばお金持ちのスポーツという雰囲気がありますよね?
しかも乗馬はスポーツの中では、唯一動物と一緒になって行う競技らしいです。あれ犬ぞりは?と思ったんですが、説明書にはそう書いてありました!
そして来たる1月某日。
この日は48年ぶりの低気温注意報が出ていた日で、前日の夜から信じられないくらい寒かった日です。
乗馬クラブに到着した時の気温がこちら。
氷点下なんて滅多に見たことがない関東生まれ関東育ちなので、とにかくめちゃくちゃに寒かったです。
体験は万が一を考えて、スタッフさんがマンツーマンで教えてくれます。少なくとも、私が行った乗馬クラブではそうでした。
そして私にマンツーマンで教えてくれた方は、明るく元気なすっごく良い人でした。やはり馬が好きな人に悪い人はいない……(ような気がする)。
乗馬用のブーツ、ヘルメット、そして万が一落馬した時に開くエアバッグ(!)を全て着用して、さっそく挑むことになります。
挑む前にこんな契約書があったんですが、つまり「相手は機械じゃない、馬だぞ、生き物だぞ、わかっているんだろうな?」というような内容でした。
これが私を乗せてくれた馬です……!
すごく大人しい女の子らしく、のんびりした雰囲気の子でした。馬なんて間近で見る機会がないので、とにかく目がでかい…!ということに一番驚いてしまいました。こんなに馬の目って大きかったっけ?という気持ちです。
基本的なことをいろいろと教わった後、乗せてもらいました。
このへんも写真に納めてこようと思っていたんですが、ドタドタしてすっかり忘れてしまいましたが、ちゃんと乗ってきましたよ。
感想として何をどう説明したらいいのかわからないんですが、目線が高い、なんかすごい、馬が動くたび慌てる、馬がかわいい、なんかとにかくすごい、落ちそうで落ちない、どこ掴んだらいいのかわからない、すごいのは馬、何かのたびに「ウワワ」って勝手に声が出る、ってかんじでした。うーん、語彙がなくてつらい。
ただ馬のほうも、「今日は初心者を乗せているな……」と分かっているみたいなので、「はーもうだるいわー」と思うらしく、たびたびさぼります。さすが馬、頭がいい。そして私はなめられている…、そりゃそうか…。
でも太ももの内側の筋肉がめちゃくちゃに疲れます。これだけは学べました。乗馬がダイエットになるのはきっと本当ですね。
全て終わった後に、入会しませんか?という話になったんですが、やはり乗馬というのはお金持ちのスポーツというイメージ通り、お金持ちのスポーツでした……。入会費がやはり高い、月会費も高い、ブーツもヘルメットも高い、という現実を知ってしまいました。つらい。
もちろん「高い」わけではないんですが。
馬と一緒に行うスポーツなので、馬が健やかに育つための環境整備を考えると、たぶん正当な金額なんだと思うんですが、少ないお金でやりくりをして生きている我々一般人にはちょっと(いや、かなり)高めでした。うーーーん残念!
馬が好きで生活費を切り詰めてでも通いたい!という根性がない限り、なかなか難しい乗馬というスポーツ。でも馬は可愛かったので、ぜひ体験だけでも行ってみてほしい気持ちになりました。というか私ももう一回やりたい。
もっと入会金が安ければいいのにな、と思ってしまうんですが、馬のことを考えるとそれも難しい。馬には良い暮らしをしてほしい…という複雑な気持ちです。