5月の読書日記

今月はわけあって……、2冊しか読んでいません……
ちょっと仕事が立て込んでしまって、こんな、こんな…不甲斐ない……
うう、本好きとして不甲斐ない結果に終わってしまいました…!

しかも今月は小説を読んでいない…!
私としては、とても珍しい事態です。なんてこった。

・しししのはなし 正木晃
・無目的な思索の応答 又吉直樹 武田砂鉄

という2冊だけ。
そんなに分厚い本でもなく、どちらもけっこう簡単に読める本ですね。

というわけで、たった2冊ですが、読書日記を記しておきたいと思います!


しししのはなし 正木昇

宗教学者がこたえる死にまつわるはなし、ということで、QアンドAという形で進んでいくので、めちゃくちゃ簡単に読めるので、子供にもおすすめ!
というかこれは児童書なのかな…?

なんで人は死ぬのー? なんて、小さい子に無邪気に質問されたらこれを読ませておけばOKという感じの本です。
めちゃくちゃ簡単に書かれているので、物足りない…! というレビューもたくさんあったんですが、私はスタートはこの程度で良いだろうと思いました。

かなり身近な問題というか、身近な疑問にストレートに答えているので、それがとても面白いです。「食われて死ぬのって怖いですかね?」とか「幽霊を見たらどうしたらいいですか?」とかですかね。

私が一番興味深いと思ったのは、若い人は信心深くないとか、そういうのってあるじゃないですか? しかし実際は、今は若い人のほう(10〜30代)のほうが、お年寄りよりも神様を信じているそうですよ!

これってパワースポット巡りや御朱印巡りなんかが流行っているのと、関係あるのでしょうか? 昔の人よりも、「神様はいると思う」と考える若者が多いのって、なんだか興味深いものがある……、としみじみと感じてしまいました。


無目的な思索の応答 又吉直樹 武田砂鉄

私はこの武田砂鉄という方を知らなかったんですが、フリーのライターさんらしいです! ラジオとかもやっているらしい。
これは二人がとくに何の意味もない手紙のやりとり(往復書簡)をやっているだけの話なのですが、とくにためになる話というものではなく、なんというか、本当に無目的に続いている手紙ってかんじでした。

無目的に書かれた往復書簡なのに、そこかしこに知性を感じてしまって私はもうダメだ……これが頭の良い人たち……ってかんじでして、私は私は……。

読んだからと言って、何かあるってわけじゃないんですけど、こういう読書体験もたまには良いよね……! という気分になる本です。
切羽詰まった何かに追われている人が、のんびりとした休日にパラパラめくる、という形の読書方法なんかが良さそうです。
旅行とかに持っていったり…!


今月は積み本を全然消費できない月になってしまいました。
100均に行って、うーん、買うか…買わないか……で悩むのに、本になると2000円? やっすー! と思ってバンバン買ってしまうので、本に関しての金銭感覚がガバガバなせいで、毎月どんどん積み本が増えてしまう状況です。
困ったね……
でも人は読んでいない本からも影響を受けるのだ、という言葉をどこかで見たことがあるので、私はこれからも嬉々として積み本を増やしていくことでしょう。

ではまた!