たまには和菓子も!春の上生菓子のすすめ
贈り物やちょっとしたお礼にと持っていくものって、だいたいがケーキ類の洋菓子じゃないですか? というわけで今回は趣向を変えて、それなら上生菓子はどうだろう? と思い、さっそく買ってきました!
もともと上生菓子は、改まった席や特別なお客様をもてなすために作られたもの。始まりは江戸時代まで遡る由緒正しい日本のお菓子。味だけではなく、見た目も楽しめるように進化したお菓子なので、洋菓子にはない「雅」という言葉がぴったり!
さらに四季を感じられるように作られているものなので、和菓子屋ごとに形の違いはあれど、四季によって置いてあるものが違ってくるのも、上生菓子の良いところのひとつ。
というわけで今回購入してきた和菓子がこちら!
新緑
水鳥
のぼり鮎
八重桜
あ~~!どれもかわいいですね!どれもこれもかわいいんですが、春の名前がついているところが素敵ですよね!
こんなふうに同じお菓子に、わざわざ季節の名前をつけて楽しんでいる国は、どうも他にはないらしいです。日本人らしい楽しみ方ですね。
さて上生菓子の楽しみ方には3つのポイントがあるらしく
(1)名前で楽しむ
(2)切り口で楽しむ
(3)季節を楽しむ
ということらしいです。
お店にもよりますが、上生菓子の名前は、季節の植物の他にも「俳句」「短歌」などからつけられているものも多いそうです。びっくりするくらい雅!
ちなみに切り口はこちら。
八重桜の切り口です。
中身も綺麗ですね!
というわけで、たまにはケーキ類の洋菓子ではなく、こういった上生菓子を手土産に持っていくのはどうでしょう? きっといつもと違った反応があるかもしれません。それにお客さんをもてなすとき、こんなお菓子に濃い煎茶を出せば、なんだか喜んでもらえそうな気がしますよね?