上野の森美術館でフェルメールを見る
去年から上野でやっているフェルメール展、ついに行ってきました!
フェルメール展は2月3日までです。うかうかしていたら終わってしまう……! と思い、ついに引きこもりの私も重い腰をあげて行ってきました。
はい、フェルメール展です!
上野公園の中にはたくさん美術館があると思うんですが、フェルメールは上野の森美術館でやっていました。
フェルメールは現存する作品が35点しかない画家なのですが、今回は最多9点が上野にきています。35点中9点が日本にきているってすごいですよね。こんなに日本に持ってきてしまって、世界の美術館大丈夫? という心配が。
前売り券は2500円。美術館には珍しい完全日時指定入場制です。しかも音声ガイドが無料となっているので、ゆっくりじっくり作品を見たい方にはおすすめの方法! ……と聞いていたんですが、「ゆっくりじっくり」見たいと思っても無理すぎるほど混雑していました(泣)
私がフェルメールを見にいったのが、1月28日の午前中です。展覧会は2月3日までということで、会場には「今のうちに見ないと終わってしまう」と考えた方が押し寄せたのか、会場内はぎゅうぎゅう! 絵を近くで見たいと思っても、なかなか近づけねえ〜!
今回フェルメールの作品は
「牛乳を注ぐ女」
「マルタとマリアの家のキリスト」
「手紙を書く婦人と召使い」
「ワイングラス」
「手紙を書く女」
「リュートを調弦する女」
「真珠の首飾りの女」
「取り持ち女」
の8点と、去年の12月20日まで公開されていた「赤い帽子の娘」でした。私は赤い帽子の娘は見れなかったので残念です。
やっぱり感想は「絵がうまい〜!」につきますよね。こんなことしか言えなくって申し訳ないですけど。でも他に言いようがないんですよ。だって本当に絵がうまい。
フェルメールの作品は「左に窓があって、そこから光が差し込んでいる」ことが多いんですが、一緒に行った友達いわく、左からの光というのは人間の目にとって良いものとして映るらしく、「未来」や「希望」みたいな絵に使われることが多いそうです。へ〜。なるほど〜。
今回のフェルメール展では、なんだかとっても豪華な冊子もらえました。
なんと全作品の名前と作者、さらに簡単な説明までついているんです。親切!
お気に入りの作品はポストカードを買ってきました。かっこいいですよね……! 私は一番右の「リュートを調弦する女」が一番好きです。なんでかわからないけど、静謐さがかっこいいなと。
それにしても気になったのは、「マルタとマリアの家のキリスト」という絵です。フェルメールには珍しく、大きなサイズの絵で宗教画らしいです。内容が「家事をしてほしいとマルタがマリアに頼むんですが、マリアはキリストの教えを聞くのに夢中で家事をしない。でもキリストはそんなマリアを讃えている絵」です。それを音声ガイドで聞いた私はなんとなく「いや家事しろよ……」「黙って教えを聞いていてご飯が食べられると思うなよ」「キリストもどういうのつもりだ?」と感じてしまったんですが、そこのところどうなんですか? すげーもやもやするんですが。正直キリストさんにも家事をさせるべきでは……? とまで思ってしまいました。家事を頑張っているだけのマルタがかわいそう。まあ昔の宗教画につっこむ問題ではないんですが……。
ということで、フェルメール展は2月3日までです!
気になる方は今のうちに〜!