2020年を迎える前に・門松やしめ縄の意味や飾り方
早いもので、もう年末ですね!
そろそろ大掃除も終わり、お正月の準備にとりかかっていると思いますが、お正月の飾りはどうですか?
正月といえば、玄関には門松やしめ縄を飾るのが習わしですよね。最近はおしゃれなタイプのものもあり、若い方だけの家庭でも飾るところが増えているみたいです。
そこで今回は、まぜ門松やしめ縄を飾るのか、意味や飾り方、期間などを紹介しておきたいと思います!
■門松・しめ縄の意味
簡単にいうと、門松は年神様の依代(よりしろ)というもので、神様はこの門松を目印にして家に訪れます。しめ縄は、悪いものが家の中に入ってこないように結界として玄関に飾るものになります。
つまり門松としめ縄を飾ることで、神さまだけを呼び寄せて、悪いものは入ってこれないようにするという意味になるのです。
■いつから飾るもの?
基本的に正月飾りの理想は12月28日までに飾ること。つまりクリスマスの飾り付けを取ったら、そのまま正月飾りを飾ってしまうのがベスト!
実は12月29日は2が二つあることから「苦が二重になる」があったり、12月31日は幸運が長くは続かない「一夜飾り」というものになってしまうので、ちょっと面倒な一面も……。28日までに飾れなかった方は、30日に最後のチャンスだと思って飾ってみましょう!
とはいえ、飾らないよりは飾ったほうが縁起が良いものなので、飾りつける時期にはあまりこだわらなくても良いでしょう。来年も良い年になりますように、という気持ちがあればいつ飾っても良いものです。
■期間・いつまで飾るの?
さてお正月が終わったら飾りは片付けなくてはなりませんよね。お正月の飾りは、1月7日から15日の間ならいつでも大丈夫です。実はこの期間にはお家の中には年神様がいるので、神様をもてなす意味でも飾っておきたい時期です。
飾り終わったお正月の飾りは神社の境内で火にくべて焼き払う行事「どんど焼き」があります。できればここで焼いてもらい、煙にのって天に帰ってもらいましょう。
■神社に行けない時の処分方法
飾り物は神社でお焚き上げしてもらうのが理想的ですが、どうしてもできない場合もありますよね。その時はゴミとして処分するしかありません。だからといって、そのままゴミ箱にポイするのはやめておきましょう。
飾り終わったものは、感謝の気持ちをこめて塩をふった後に新聞紙(できれば白の包装紙)でキレイに包み、他のゴミとは一緒にせず、それのみを袋に入れて処分します。感謝の気持ちで大切に手放すのであれば、きっと神様も喜んでくれるでしょう。
新しい年のはじまりなので、新年は気持ちも新たに迎えたいですよね!そのためには新しい正月飾りで玄関を彩ってみるのがぴったりだと思います。今ではスーパーでも簡単に手に入るので、飾ったことがない方も今年はぜひ飾ってみてください。