ピルでの生理痛の穏和/ピルで生活の質は上がるのか

医師の処方箋なしでも薬局等でアフターピル(緊急避妊薬)を購入できるようにしよう、という動きが最近とても高まっていますよね。欧米では普通に薬局で買えるピルは、日本ではまだまだ普及していない現状です。

かくいう私も、ピルというものを未だ遠い存在と感じています。当然使用したこともありません。
どうやったら貰えるのかもわからないし、みんな言えば貰えるのかどうかもわからないし、貰ったところでどう使うのかもわからないし、何のために使用するのが正解かもわからないし……、ということでピルのことって何もかもわからないんですよね!

しかし女性の悩みで必ず上位に食い込む「生理痛」は、ピルにの服用によって改善されるという話ではないですか。

「生理痛は我慢すれば治る」と大人しく寝ている人って絶対に多いですよね。我慢して当たり前と考える方が多いようですが、きちんと治療をして楽になったほうが、生活は大きく変わると言われています。

そのための低用量ピルによる治療法は、徐々に認知が広まっているようですよね。

■生理痛の穏和ケアとしてのピル

たとえば生理痛の中でも、日常生活に支障が出るほど痛みがある場合を「月経困難症」と呼びます。月経困難症とは、子宮筋腫や子宮内膜症という原因がある場合と、原因がよくわからない場合に分けられるそうです。

この原因がよくわからない、というのはホルモンの異常や心因性、運動不足、冷え性などがあると悪化しやすいと言われているのですが、なんとも曖昧なものですよね。治るものなら治したい!

そこで使用されるのが避妊薬として知られるピルです!

ひと昔前までは遠い存在だったピルですが、いまは生活の質をあげるものとして常識的なものと広まってきていますよね。

低容量ピルというのは女性ホルモンの含まれる量が少ない薬で、日本でも広く知られているものです。海外では十年以上も昔から、生理痛で悩んでいる方が多く服用しているということです。


■ピルを飲むと妊娠しにくくなる、というのは嘘

ピルを飲むと妊娠しにくい体になる、という誤解って昔ありませんでした? その誤解から、今も飲むのを避けたり、毛嫌いしている方も多いそうです。

もちろんピルによって妊娠しにくい体になるというのは嘘です。個人差はありますが、ピルの中止から1ヶ月ほどで排卵が始まり、妊娠が可能な状態になると言われています。

むしろ今では月経をコントロールすることで、妊娠しにくい体になることを防ぐ目的もあるそうですよ。


■旅行や試験や体調管理のために

生理がはじまってしまうと、せっかくの旅行も楽しめないですし、体調不良になってしまうのも避けたいですよね。ピルを服用する方の中には、受験生やアスリートも多いと言われています。月経をコントロールすることで、本来の力を出せるようにしているのです。


最近では若い女性のほうがピルについては詳しいみたいですね。
もうつらい生理痛を我慢する時代ではないんですよね。生理痛はそもそも我慢するものでもないのに、「冷え」「生活習慣」となぜか女性側が改善を求められることばかりで、我慢を強いられていたのではないかと思います。

ピルは規約を守って服用すれば、生活の質がグッと上がりますし、毎月ひどい生理に悩まされなくても良いということです。これからはみんな生理が来たら婦人科に一度は検診に行かなきゃいけない時代がくるといいですよね。

などと思ってみたいしました。