2020年コロナ関連の売れ筋書籍から学んでみる

GWが終わり、東京でも新型コロナウイルスの新規感染者数が減ってきたようですね。とはいえ、まだまだ気を緩めてはいけないと百合子(あまりに毎日テレビで見るので知り合いみたいな気分になってきた東京都知事のこと)も言ってました。私もそう思います。

これからは生活様式を見直していかなければならない、ということもニュースでは多く取り上げられていますよね。

このウイルスが、これから先の働き方や生活様式を見直すきっかけになるのかもしれませんが、私たちの働く風俗業界はどうなっていくのでしょうね。ソーシャルディスタンスも何もありませんので、正直言ってこれからどうなるのか検討もつきません。これに限っては、新しい働き方もクソもないですよね。

まあ暗いことを考えても仕方がないので、敵を知る、という意味でも最近は新型コロナウイルス関連の書籍が爆売れしているみたいですよ。かくいう私もめっちゃ買い漁っています。これが意外と面白かったりするので、自粛ムードで外に出られないのなら、ひさしぶりに勉強系読書なんでどうでしょう?

普段だったら絶対に並ばないような本が、今は平積みで紹介されています。その中でもとくに売れ筋らしいコロナウイルス関連、というか、ウイルス関連のおすすめ本を紹介してみたいと思います。

感染症の世界史/ 石 弘之

現在のウイルスも細菌も、地球の紀元から消滅せずに生き残ってきた猛者達ということがわかりやすく書かれています。奴らは人類の唯一の天敵だ。これから先も決して戦いは終わらない……! みたいな内容なんですが、難しい言葉を使わず一般向けに書かれているのでめっちゃ軽く読めます。
2年ほど前の本なんですが、次のウイルスは中国から発生するかも……という内容が書かれているので、一部ではこれはもう予言書だ! とまで言われているそうです。

ペスト/ カミュ

ノーベル文学賞をとったカミュの本です。これ今めちゃくちゃ売れていて、本屋から姿を消したそうですよ。確かに今こそ読みたくなる本かもしれない。
読書に慣れていないときつい文章かもしれませんが、内容は本当に今起きていることそのもの。この人、まじで天才だな……と語彙力を放棄したような感想しか出てこない自分が憎いです。

ペストに立ち向かう人、気にかけていないよう振舞う人、病の蔓延を喜ぶ人、ロックダウンされた街から逃げ出そうとする人などなど。俯瞰して群像劇を読みたい方には強くおすすめします。

リウーを待ちながら / 朱戸アオ

全三巻の漫画です。完結済みなので安心して読める。これは上記で紹介したカミュの「ペスト」のオマージュにもなっている漫画。(表題のリウーは、カミュ著ペストの主人公である医師の名前)

内容は現代日本でペストが流行したら……というものなんですが、感染者を認めない病院や初期対応の遅れ、現場の医師の戦い、感染者への差別、封鎖された街への風評被害など、本当に「これ今起こってることじゃん!」と完全同意してしまうもので、めちゃくちゃに面白い。漫画なのでめっちゃ読みやすいしわかりやすいし、勉強にもなります。ぜひ。

新型ウイルスのサバイバル/ かがくるBOOK

小さなお子さんがいる方にはこちらをおすすめしたい……! 子供向けの科学漫画ですが、ウイルスや感染の仕組みについて楽しみながら学べるので「今なにが起こっているのか」を理解してもらうのには一番では。

子連れ防災BOOK / NPO法人ママプラグ

新型コロナウイルス関連とはちょっと違いますが、これも今読んでほしい本ではないかと。夏になると災害が増えるので、毎年の災害に今年はウイルスの脅威もプラスされるわけですよね。
体験談から構成されている本なので、いろいろな目線で「必要なもの」がわかります。子供やペットがいる方は本気で備えておいたほうがいいかも……!



こんなかんじで独断と偏見を交えて本を紹介してみました。
栃木県は新型コロナウイルスの新規感染者数は少ないので、早めに緊急事態宣言が外れるかもしれませんよね。でもこれから先どうなるのかは、まだ誰にもわかりません。元の日常には戻れない可能性もあるので、いろいろと覚悟と準備を進めておきましょう。