冬の山形一人旅。銀山温泉・蔵王温泉
突然ですが、ここ最近ずっと温泉に行きたくて、突発的に出発してみました!
最近のお一人様ブームで、一人旅の方ってほんとに多いですよね。私も一人旅が大好きです。今回は雪が見たいと思って、わざわざ雪深い場所に行ってきました。そのちょっとした旅日記を書かせてもらいますね!
最初に選んだ温泉は千と千尋の神隠しのモデルとなったとも言われる銀山温泉!
山形県の山奥にあるここは、今も本物のガス灯りを使っているので、夜になるとこんなかんじになる、ノスタルジックな温泉街として有名な場所です。
夜になると本当に素敵で、写真を撮るためにやってきたカメラマンがたくさんいました。みんな立派なカメラで雪の中じっとしているのは凄いですよね。私のはもちろんスマホですが、でもこれだけ綺麗に撮れました!
この温泉街は、ほとんどの宿が古い木造なので、基本的にお子様お断り。ばたばたと廊下を走ると下の階の人の迷惑になってしまいますからね。でもそのせいか、本当に静か。しんしんと降る雪を、お部屋からのんびり眺めていられます。
温泉街のはじにあるカフェで、マシュマロココアを飲みながら本を読みながらのんびり過ごしてきました。
窓からの景色もそれはもう素敵なんですよ。もちろん外は極寒ですが。。。
さてさて名残惜しいですが、次に選んだ温泉地はウィンタースポーツで有名な蔵王温泉。
ここでどうしても見たかったのが樹氷!
世界的にも希少な現象で、ある一定の気象条件の下でしか「樹氷」は出来ないので、見れる場所はかなり限られているみたいです。これが見たい!
まるで人のようにも見える樹氷。こういうふうに見えれば理想的なんですが、実際は……。
これではまるで冥土です。。。
蔵王の山の上までロープウェイで行くと見れるんですが、マイナス10度の吹雪の中、ほとんどホワイトアウトした中での樹氷は、ただこわいだけ。山頂付近に大昔の遭難者のために作られたお地蔵さんがあるんですが、あまりの吹雪に肩まで雪で埋まっています。繰り返しますが、これではまるで冥土です……。
一人でのんびりと過ごして温泉旅。最後にここにも!と思って尋ねたのが、芭蕉の句で有名な山寺です。
(出典/山形県山寺HP)
夏はこんなふうに見える場所です。
「閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声」と芭蕉がしたためた通り、ちょっとどうした?これ大丈夫か?と不安になるくらい耳が痛いくらいに静か。それもそのはず。雪ですっかり覆われた山の中のお寺はこんなかんじ。
1015段あるという雪に覆われた階段を昇っていった先にある、五大堂という場所からの眺め。まるで水墨画みたいです!
お寺の人とたまたま話をする機会があって、色々と聞いてみたんですが、やっぱり夏に訪れる人のほうが遥かに多いみたいです。でも、リピーターとして何度も訪れる人は決まって冬を選ぶと言っていました。あんまり静かなので、それをもう一度味わいたくて冬になるたび何度も訪れるのだとか。
私もすっかり山形の静けさが気に入ってしまい、また来年の冬になったら行きたいなと思っています。
というわけで、私の山形記でした!ぜひ参考に冬の山形に行ってみてください!