事前に準備!/コロナ離婚を考えたら
新型コロナウイルスの流行で、テレワークが増えて家にいる時間が増えましたよね。そんな中、コロナ離婚というワードを耳にするのも増えてきました。
テレワークで家にいるのに、家事は何もしない……という旦那さんもたくさんいて、もう邪魔で邪魔で仕方がないしイライラしてしまう……! という気持ちめっちゃわかります。
旦那を息子みたいなものだと思え、というアドバイスもよく聞くんですが、正直子供はかわいいから許せるけど、旦那はかわいくない……と思うわけですよ。(まあこんなことを言って、私は独身ですけどね!)どうです?
・金銭面の不安で離婚を切り出せない
・自分の稼ぎで子供を大学に行かせられるか不安
・本当に養育費を支払ってもらえるのか
とはいえ、↑こんなかんじで離婚をなかなか切り出せない、できない、という方もたっくさんいますよね。
そもそも日本では離婚後、元夫から養育費を支払ってもらえていない家庭がものすごくたくさんあるのが現状らしいです!
そこで、離婚を切り出す前の事前準備として知っておきたい二つのことをまとめておきます!
①共有財産の把握
②別居中に請求できる養育費を把握(婚姻費用請求)
まずはこの二つを把握しておくこと!
これは離婚を切り出す前に、こっそり調べておくことをおすすめします。
①共有財産の把握
妻は離婚後、結婚後に築いた財産の2分の1を受け取ることができます。でもお互いにどれだけ財産をもっているのか知らない場合って多いですよね。
とくに「離婚する」と決めてからだと、お互いに自分がもっている財産を隠そうとします。そのため離婚を切り出す前に「どれだけの財産を共有しているのか」をちゃんと把握しておくことが大切になります!
②別居中に請求できる養育費を把握(婚姻費用の請求)
まずは少しの間だけ別居してみよう、と考えた場合、別居中に請求できる養育費も把握しておくべきです。これを婚姻費用の請求といいます。
これは別居中であっても、まだ「夫婦」であるなら収入に応じて生活費を払わなければならないという決まりがあるからです。養育費だけではなく、通常の生活を送るための生活費も含まれています。
これは「月額いくら」を夫婦で決める問題ですが、二人だけでは決まらない時は裁判所に調停を申し立て、調停委員を交えて話し合うことになります。
そして現在、新型コロナウイルスによって収入が減ったり、または失ってしまった方で、養育費も満足にもらえていない状況があれば相談センターに連絡してみましょう。どこから手をつけて良いかわからない時、いろいろとアドバイスをしてくれるはずです。
養育費が十分に元妻側に支払われていない現状は、今もっとも問題になっていることでもあるので、いろいろな対策が取られています。
養育費相談支援センター(公益社団法人 家庭問題情報センター)
http://www.youikuhi-soudan.jp/index.html
コロナ離婚がニュースでもよく耳にするようになり、不満が溜まっているのだろうと思いますが、カッとなって行動に移す前にまずは事前に準備をしましょう。こつこつと情報を集めて離婚準備を進めていると、「これでいつでも離婚できるぞ!」と安心して、少しは鬱憤も晴れるかもしれませんよね。