飼い猫が玉ねぎを食べてしまった!獣医に聞いた対処法
先日、私のかわいい猫が玉ねぎを食べてしまいました。
完全に私の不注意だったのですが、テーブルに置いておいた野菜炒めを食べてしまったのです。
これは忘備録として、自分の戒めのためにも書き残しておこうと思ったものです!
猫飼いさんなら誰でも知っていることだと思いますが、猫に玉ねぎは厳禁です。
猫が玉ねぎを食べると、玉ねぎの成分で貧血を起こしてしまいます。
貧血といっても、ふらふらになるだけじゃありません。
意識を無くしたり、嘔吐、下痢、呼吸困難など、さまざまな症状を引き起こす可能性がある危険な食べ物なんです……!
(人間にとって玉ねぎは健康に良いんですけどね!?)
しかも怖いのは、猫が玉ねぎを食べてしまっても、すぐに症状が出るわけではありません。
食べてから数日後(3日〜5日)に症状が出ることがほとんどらしく、だから飼い主は原因に気がつかない時があるそうです。
うう、こわい……
さて、私の猫の話に戻します。
私のかわいい猫ちゃんは、生後四ヶ月、体重は2キロ。
好奇心旺盛で、落ちているものはとりあえず匂いを嗅いで、たまに口に入れてしまいます。
私の猫ちゃんの場合、テーブルの上においた野菜炒めが原因でした。
気がついた時には玉ねぎを一切れ口に入れていて、慌てて口から取り出そうとしたのですが、暴れて飲み込んでしまったのです。
食べてしまった玉ねぎは、一切れ。
慌ててネットで調べたところ、「体重1キロあたり5gの玉ねぎを食べると異常が出る可能性がある」と書かれていました。
だいたいの玉ねぎの重さをはかってみると、一切れ、だいたい3〜4gでした。
私の猫は2キロなので、その計算なら10gまで平気なわけです。
とはいえ、大丈夫と言われるグラムでも個体差があります。
ダメな子は、ほんのちょっとでもダメですし、大丈夫な子は案外平気だったりします。
でも、症状が出るのは数日後です。
食べた後に「あれ?平気そうだな…」と思ったとしても、本当にダメになるのは数日後!
今、大丈夫だと思っても、大丈夫じゃなくなるのは数日後です!
困って動物病院に電話をしたら、「すぐに連れてきてください」と言われました。
動物病院は営業時間が終わっていたのですが、「すぐに対処します」と言ってくれました。うううううう良い先生ーーーーーーっっっ!
私は猫を連れて、すぐに動物病院に向かいました。
動物病院の先生が「今すぐ来い」と言うくらいなので、緊急性があることは間違いないですよね。
まず動物病院では、催吐剤を使って玉ねぎを吐かせる治療を受けました。
しかし玉ねぎを食べて30分近く経っていたため、私の猫ちゃんは玉ねぎを吐いてくれませんでした……。
催吐剤を使っても吐いてくれない猫もいるみたいです。
なので私は無駄に気持ち悪い思いをさせてしまったわけです。
本当にかわいそうなことをした……
玉ねぎを吐かない場合、皮下点滴をして毒素の尿中排出を促進するそうです。
私の猫ちゃんはそれをやりました。
首の後ろに点滴をして、毒素を排出するそうです。
1時間はかからなかったと思うのですが、けっこう長い時間点滴をしていましたね。もう気が気ではなかった…心配で死ぬかと思ったです……。
ネットの記事では、「玉ねぎを食べたら吐かせる」という記事も見かけるのですが、素人がやるのはすっごく危険らしいです。
絶対に自宅で無理に吐かせることをせず、動物病院に連れてきてください、と言っていました。
私の猫ちゃんは首の後ろに点滴をしたので、首の後ろがパンパンに膨れて帰ってきました。(点滴の成分で腫れて見えるだけで、害があるわけではない)
害がないとは聞いたんですが、首を後ろをパンパンにして帰ってきた猫ちゃんを見て、本当に申し訳ない気持ちで……。
ということがあり、一週間後も猫ちゃんは元気に走り回っています。
よかった……
というわけで、私が言いたい玉ねぎ対処法はひとつです。
「ネットの素人対処法を鵜呑みにせず、動物病院に連れていこう!」
です。
元気に見えるし……、と思っても症状が出るのは数日後です。
迷っていないで、今すぐ動物病院に連れていこう! です。
なんなら「無駄足だったな〜」くらいになるのが一番です。
とにかく動物病院に連れていけ。
私が言いたいのは、ただそれだけです。
それと、テーブルに食べ物を置きっぱなしにしない。
これは飼い主の教訓ですね。
二度とやりません……。