家にあった大量の小銭を銀行へ持っていった話

最近、実家のタンスや押し入れを片付けているのですが、その際、あちこちから大量の小銭が出てきました…。
どうやら祖父や祖母が貯めていたものらしいのですが、1円や10円ばかりで、家族みんなでこれどうすりゃいいの…!!?? という展開になっております。

おじいちゃん、おばあちゃんってどうして小銭を貯め込むのが好きなのか…。
いや悪いことではないんですが、奇しくも小銭の両替有料化がはじまり、大量の1円玉の両替を頼むと、逆に損をする! ということになってしまったわけです。

神社へのお賽銭……と考えると、神社にご迷惑をおかけしてしまうし(私はいつも神社へのお賽銭は100円派です!)寄付すると言っても、寄付先でご迷惑をかけてしまうかもしれないので、これは地道に銀行で何とかするしかない! と思ったのでした。

↑420枚の1円玉。(もちろんまだまだある)

調べてみたところ、足銀の口座を持っている人は、3月末まで500枚までは無料で両替OKということを知りました。

4月からは制度が変わって50枚以上には手数料がかかるので、持ち込むのなら今しかない! と思ったわけです。

上の写真みたいに1円玉がめちゃくちゃありまして、もう数えるのも大変。
明治時代では1円は、今の2万円ほどの価値があったというので、万が一この1円玉(写真では420枚うつってます)が1枚2万円なら、ここには840万のお金があるということになりますね……!!

ちなみに出てきたのは1円玉だけではなく、一銭も……!
一銭がなぜこんなに……?
ちなみに一銭は100枚で1円ということなので、もはや1円にするまでの道のりも大変。

ちなみにこちらは10銭
10銭は10枚で1円になるんですけど、残念ながら10銭硬貨は1枚しか発見できませんでした……!

さて、そういったわけで、まずは1円玉を何とかしようと、銀行に500枚の1円玉を持ち込みました。
迷惑だろうなあ……と恐る恐る行ったのですが、まあ受付の人が優しくて、親切に説明してくれました。
(どうも3月末まで500枚以下なら無料で両替できるということで、足銀には駆け込みの両替の方が多くいらっしゃるようです)

ここで足銀ルールがあるのですが、持ち込んで機械で数えた後は必ず入金(両替)することになります。
機械で硬貨を数えたけど「やっぱりやめます」というのはナシ! ということですね。

さて私の500枚の1円玉ですが、機械で数えた結果、501枚ありました。
500枚以上は手数料がかかるので、1円玉500枚(500円)の手数料が、550円!
つまり50円の損!!!!!
あわわわわ………
私のミスで逆に損して帰ってきました。
あほだ。
いやほんと、1円玉って軽くて、数えづらいんですよね。

結果、1円玉500枚を50円かけて処分した形になりました。
何だったんだ…?
まあ、綺麗になったから良しとしますが、貯めていた祖母には申し訳なさがすごい。ごめんよ、おばあちゃん。

ちなみに足銀の3月末まで、500枚以下なら両替無料は、一日一回だけです。

さて2日目。
昨日50円かけて1円玉はほとんど何とかできたので、今日は5円と10円玉に手をつけていきたいと思います。

なぜか祖母は、10円玉や5円玉を目薬の袋に入れて貯めていたり、カメラのフィルムケースに貯めていたりしていました。
カメラのフィルムケースなんて、今の若い人は知らないみたいですね…!
時の流れは残酷じゃ。

さらに10円玉の他にも、50円玉、100円玉、500円玉も出てきて、今度ばかりはテンションがあがります。

2日目は、500枚きっちり持っていって枚数オーバーだったら悲しいので、480枚に抑えて持っていきました。

なんと結果は、

2421円!!!
ほぼ1円と、5円と10円でここまで行きました。
やったーーー!
謎の達成感!

さらに3日目。
50円玉、100円玉、500円玉を持っていった結果、

なんと結果は、1万と5563円!!!!
なんとなんと1万超えしてました。
やったーーーー!!!

まあおこずかい程度なんですが、家の中でじゃらじゃらと大量にあって扱いに困っていた小銭が何とかなったので、謎の達成感に満ちています。
写真を撮るのを失念してしまったのですが、500円札もけっこう数があり、それも快く両替してくれたおかげです。

銀行の受付の人とも顔見知りになり、
「あと家にどのくらいあるんですか…?」
「あと800枚くらい…」
などと話して、飽きられつつ、面白がられつつ、たぶん迷惑がられつつ、私の仕事を終えたのでした。

が、小銭を何とか処分?する中で、出てきたのは、1銭や10銭だけではなく、いつの時代ですか? という古銭までけっこうな数出てきてしまいました。
なぜ…
いつの……
いくらなの…

こういうのはメルカリで欲しい人を探すのが良いのでしょうか。
それとも「おたから屋」などに持ち込むのが良いのでしょうか。

というわけで、実家のタンスや押し入れの片付け計画は、まだまだ続くのでした……。